前例のない挑戦 | 営業

先陣を切って前例をつくった、
駅前再開発プロジェクト。

K.A.

マンション事業本部営業部
2016年入社

プロジェクト概要

近年増加する再開発により、住宅と商業施設が同じ建物に収まった複合型のマンションが増えています。今後、再開発の動きはさらに加速していくことが見込まれますが、まだ参考にできる事例が少なかった時代に、再開発プロジェクトの道を切り拓いた社員がいました。今回、営業担当者に当時の話を振り返ってもらいました。

Approach アプローチ

三菱地所レジデンスと
協働し、
駅前一帯の
再開発プロジェクトに
参画。

近年、首都圏での土地の仕入れが難しくなり築年数の経過した建物が増えている中で、建て替えや再開発を行うケースが増えています。私自身、グループ会社の三菱地所レジデンスと協働し、駅前の一帯を再開発する物件に三菱地所コミュニティの営業担当として携わったことがありました。その物件は、上層がタワーマンションで、下層に商業施設が入るという複合物件。当時、若手だった私はサブ担当として管理計画の策定に携わりましたが、複合物件の難しさの一つとして管理組合をどのように組成するかという点がありました。例えば、全体の管理組合をつくり、その下に部会という組織を設ける形式もあれば、住宅部分と商業部分で別々の管理組合をつくるという方法もあり、正解は一つではありません。今でこそ当社には複合物件の実績がいくつかありますが、当時は当社の中でも前例が少なく、初めて遭遇する問題点を一つひとつクリアしていくことが求められました。また、地権者の方の中には他のマンションや商業ビルを所有している方もおり、管理計画を提案する上で、一定の経験や知識をお持ちの方々に納得していただくという点でも難しさがありました。

Action アクション

前例の少ない中、
一つひとつ問題を
クリアしていく。

複合型物件における管理組合の組成という課題に対して、前例がほとんどない中、私はメイン担当の社員と協力しながら、参考にできそうな他の事例の確認や、関係部署や再開発関連のコンサルティング会社などに相談しながらスキームを組み立てていきました。私たちが最終的に選択したのは、全体管理組合をつくり、その下に住宅部分と商業部分で別々の管理組合を設けるというプランです。それぞれ別個の組織を設けることで、問題なく管理を行えるだろうという意図からの選択でした。また、私は並行して地権者の方々への提案や説明も担当していましたが、他の複合型物件をお持ちの地権者の方からは「なぜ今回はこのような管理計画なのか」と踏み込んだ質問をいただくこともありました。当社として管理の品質を保つために変更できない部分と譲歩できる部分を線引きしながら、双方が歩み寄れる答えを探すのは難しい舵取りが求められましたが、企業同士の交渉のようにビジネスライクに進めるのではなく、できるだけ地権者の方の声に耳を傾けることを心掛けながら交渉を進めていきました。

Next ネクスト

再開発の「前例」をつくり、
さらなる
大型プロジェクトへ。

管理計画の策定という営業部としての山場をクリアし、建物が完成した後は無事にフロント担当者へ管理運営を引き継ぐことができました。当時の三菱地所コミュニティの中で前例の少なかった「目玉」とも呼べるプロジェクトを担当し、成功に導けたことは私にとって自信になりました。営業部全体としても、この再開発を手掛けたことで参考にできる「前例」が生まれ、その後の別の再開発プロジェクトに活かせるようになったのは大きな成果だと言えます。その後、私はフロントに異動して経験を積み、再び営業部に戻ってきましたが、現在はますます再開発の流れが加速しています。営業部に戻ってきてからは二棟のタワーマンションが並ぶ超大型プロジェクトをメインで担当させてもらっていますが、当時学んだことやフロントでの経験は現在の業務でも活かされています。今後、営業部でさらなるステップアップを続け、「困ったらこの人に相談する」という頼られる存在になりたいです。

入社動機

人と長く付き合うことのできる仕事を志望し、他業界の会社も比較検討した上で、当社への入社を決めました。面接してくれた人事担当者の人柄が良く、温かい社風も自分に合いそうだと感じた点が入社の決め手です。最初は営業部に配属され、入社6年目からはフロントに異動。9年目から現在の営業部に所属しています。

「営業」の魅力

三菱地所レジデンスと協働しながら、居住者の方にとってより良いマンションを実現できることです。グループで協働するからこそ、三菱地所コミュニティが蓄積している管理の目線を新築物件の設計に反映することができ、その後の管理運営もしやすくなり、結果として高い顧客満足度にもつながります。ですが個人的には、社員同士協力し合う風土が根付いているからこそ大変な時であっても温かく声を掛けてくれる仲間たちが周囲にたくさんいることが、当社で働く最大の魅力だと思っています。

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