かつての日本では、マンションをはじめとした建築物は古くなれば建て直すという「スクラップ&ビルド」という考え方が主流でした。しかし現在は、一度建てた建物を長く使うという「ストック型」へと考え方が変わり、これに伴ってマンションを終の棲家として捉える方々が多くなっています。

一生ものの住まいを決めた入居者様に向けて、マンション管理のあるべき姿とは何か？それは、今も将来も、長きにわたって入居者様の暮らしを価値あるものとして維持し続けることだと私たちは考えています。

そのため私たちは、日常的な安全と快適さを支える一方で、将来的な視点でマンション環境を考え、様々な新たなサポートを創出し続けています。
長く住むことで起きる室内設備の老朽化やリフォームのニーズ、住民の高齢化やいつ起こるかわからない地震や水災への備え。マンション管理のプロフェッショナルとして蓄積した専門的な知識と技術にグループ力やアイデア力、最新ICTを掛け合わせて、いつまでも住み続けられる安心を提供し続けること、それが私たちが追求するマンション管理の姿です。

理想とするマンション管理を実現するために、また、蓄積してきた専門性を広く届けるために、私たちは様々な事業を展開しています。

お客様にとって最高のマンション管理を実現するために、三菱地所コミュニティには様々な分野のプロフェッショナルが在籍し、互いに連携を図っています。私たちが向き合う物件はすべて立地も規模も世帯層も異なり、一つとして同じものはありませんが、蓄積してきたノウハウとチーム力を融合し、これからもお客様それぞれにとって唯一のマンション管理を実現してまいります。

2023年度末の統計を見ると、日本国内のマンションストック（中古、新築を含めた日本全国にあるマンション総数）は約704.3万戸。これに令和2年国勢調査による1世帯当たり平均人員2.2人をかけると約1,500万人となり、国民の１割超がマンションに居住している推計となります。

三菱地所コミュニティが向き合うのは、増加し続けるマンションストック市場です。マンションの管理を専門的にサポートし、住みやすさと建物維持の観点から永続的な価値向上を高めていく私たちの仕事は、これからますますニーズが高まっていくビジネスと言えます。