三菱地所のブランドを背負って | 技術

自分たちに求められる
高い期待を、
乗り越えていく。

S.A.

技術事業本部技術事業統括部
2021年入社

プロジェクト概要

「三菱地所」のブランドを背負っている三菱地所コミュニティに対しては管理組合の方々から高い期待が寄せられます。特に他の管理会社から当社に変更になる場合などには、高い期待値がより一層顕在化するものです。入社3年目にして、管理会社の変更における長期修繕計画の作成を担当した若手社員の挑戦と、そこで得た学びをお届けします。

Approach アプローチ

管理会社の変更、
「三菱地所」の
看板に対する
大きな期待。

長期修繕計画案というのは、建物の今後30年を見据えた時に、工事が行われるタイミングとその費用を算出し、毎月の修繕積立金がどれくらいの金額だと適切かをシミュレーションするための資料です。私が所属する長計積算グループでは長期修繕計画案の作成や住民への説明を行っています。快適な住環境を守り、建物の資産価値を維持するためにはなくてはならない非常に重要な仕事です。
入社3年目の頃に長期修繕計画案の作成を担当したマンションは、管理会社が他社から三菱地所コミュニティに変更となった経緯がありました。管理会社が変更になった理由としては、以前の管理会社に会計管理上のご不満があり、その点に不信感を持った管理組合が別の管理会社を探し、複数の会社を比較・検討した上で当社を選んでいただいたという背景があります。このような背景から、必然的に「今度の管理会社は問題ないか」という厳しい目で見られることになりますし、当社の「三菱地所」というブランドにも大きな期待が寄せられていました。長期修繕計画案の作成についても、高いレベルが求められるのはもちろん、以前の管理会社の長期修繕計画案と比べて何がどう違うのか、明確にする必要がありました。また、長期修繕計画案を理事会に提出した後には「専門部署から詳しく説明してもらいたい」というご要望をいただいたのですが、オンラインでの説明だったため、皆様の反応や温度感を確認しにくいという課題もありました。

Action アクション

相手のことを想像し、
説明会の準備を徹底する。

説明会では理事会の方々から鋭い質問をいただくだろうと想定されたため、自分の技量で対応できるだろうかという不安がありましたが、その分、準備や練習をしっかりと行うことを心掛けました。説明準備においては、理事会の皆様がどのような議論や要望をお持ちなのかを想像しながら、上司や先輩にも協力してもらって何度もロールプレイングを重ねました。加えて、説明資料についても上司や先輩からフィードバックをもらってブラッシュアップを続け、いつも以上に時間をかけて資料の質を高めていきました。ポイントは、従来の長期修繕計画案との比較になるため、三菱地所コミュニティとしての考え方や以前との違いを丁寧に説明するということ。また、長期修繕計画案は数字が多くなりますが、それらを一つずつ説明するというよりも、山場である大規模修繕工事の年度にフォーカスを当てることにしました。長期修繕計画案に対して関心の高い管理組合で、オンラインでの説明だったからこそ、説明資料の質を少しでも高められるよう説明会の直前までこだわり続けました。

Next ネクスト

高い評価とともに、
自分らしい仕事のスタイルも
見つけた。

私から理事役員へ長期修繕計画案についての説明を一通り終えた後、理事長から「さすがですね」という言葉をいただきました。この一言で最初のハードルを乗り越えられたことを実感し、これまでの努力が報われると共にお客様からの高い期待にも応えられた気がしました。その後、私が作成した長期修繕計画案は管理組合の総会で承認され、正式に採用が決定しました。この事例の後、管理会社が当社に変更になるという同様のケースをいくつか担当しましたが、当時の経験を活かせたのは言うまでもありません。この時に学んだことは、管理組合の方々の置かれている状況を考慮して資料を作成すること、そして事前準備をしっかりと行うことの大切さです。私はできるだけ早い段階で準備をしておきたいタイプなので、説明会の1週間前には資料を作成し、最後の1週間はより良いものにするためにブラッシュアップを続ける、という自分なりの仕事のスタイルをつかむきっかけにもなりました。技術者としての自信を得ることができたプロジェクトです。

入社動機

建築系の学科を卒業し、仕事の手応えを感じやすい住宅関連の仕事に就きたいと考えていました。学校の先輩の紹介で三菱地所コミュニティのことを知ったのですが、建物を建てた後、何十年と関われる仕事である点に魅力を感じました。特に入社の後押しになった点としては、「三菱地所」というブランドの一員になれること、若手が多く活躍していることなどもありました。

「技術」の魅力

技術系の職種は建物や設備の面から「あたりまえ」の日常を支える仕事です。その根幹となる長期修繕計画案の作成に携われていることはやりがいを感じています。私の所属する長計積算グループには、育休から復帰して時短勤務をしている女性社員や、他部署から異動してきた社員も多く、多様性があって働きやすい環境である点も魅力です。

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